■この質問の意図は?
この質問は、面接の序盤に問われることが多い、基本的な質問です。
面接官は、「まずは手始めに自己紹介がてら経歴でも話してもらおうかな」という気持ちでこの質問をします。
この質問には、応募者がこれまでにどのような経験を積んできて、どのような強みを持った人物なのか、即戦力となりうるのかどうかを知りたいという意図があります。
また、履歴書や職務経歴書との整合性や、プレゼンテーション能力も確認します。
つまり、この質問は、「職歴にフォーカスした自己PR」だと考えて回答すると良いでしょう。
■具体的に、何を答えれば良い?
この質問の回答では、キャリアの概略を説明しますが、単に職歴だけを並べるだけでは意欲が伝わりません。
これまで携わった業務内容や経験・成果を中心に、求人にマッチしている点をアピールポイントとして整理して答えましょう。
ほとんどの場合、面接官は事前に職務経歴書に目を通しているので、だいたいの経歴は把握しています。
従って、すべての経歴をあれもこれもと詰め込むのではなく、強調したい経歴のボリュームを増やし、その他は簡潔にまとめしょう。
特に、転職回数が多い人は、簡単に経歴を話すだけでもダラダラと長くなってしまいます。
アピールポイントの少ない経歴は、「大学卒業後は、○○業界の営業としてA社、B社の2社に勤めていました」というように、簡単にまとめてしまって構いません。
アピールしたい経歴については、携わってきた業務の内容、規模、役割、経験・スキル、実績・成果等を、簡潔かつ具体的に回答します。
簡潔にすることで、面接官に「そこのところをもう少し詳しく聞きたい!」と興味を持ってもらえれば、面接の印象も変わってきます。
また、専門用語や業界用語は使わず、誰にでもわかる説明を心がけてください。
成果や実績については、数字を入れて具体的に回答しましょう。
具体的には、次のような回答になります。
例:経歴が比較的少ない場合(広告業への転職)
「私は○○大学を卒業後、食品メーカーのA社で約4年間、営業の仕事に携わってまいりました。
主な業務は、卸会社や小売店への自社商品の売り込みでした。
基本的には卸会社へのルート営業でしたが、販促の目的で、直接小売店と商談をしたり、店頭活動をしたりする機会もありました。
店頭活動の一つとして、あるスーパーで新商品の販促用ディスプレイをしていたのですが、商品の置き方を少し変えるだけで、売上が上がるということがありました。
そこで、より購買意欲が高くなる見せ方を研究し、ディスプレイの仕方を工夫したところ、私が担当していたすべての店舗で、他店舗の150%以上の売上を達成することができました。
この経験から、人の興味や関心を引き、購買意欲を高めることができる広告業に興味を持ち、平成○年に現在在籍しているB社に転職し、広報の職に就きました。
現在は、自社ブランドのイメージ構築のための、販促物の制作業務を担当しています」
例:経歴が比較的多い場合(経理職への転職)
→アピールしたい経歴以外は簡単にまとめます。
「私は大学を卒業後、A社、B社、C社の3社で合計8年間、一般事務職に携わってまいりました。
主な業務は、データの入力や資料作成、顧客データベースの管理などです。
この事務業務を通じて、正確で迅速な処理能力と、パソコンスキルを磨くことができたと思います。
その後、D社、E社の2社で合計9年間、経理職に携わってまいりました。
主な業務は、従業員の給与計算、月次・年次決算処理、税務監査対応、有価証券報告書の作成などです。
現在在籍中のE社では、経理業務全般に加え、経理課長として、課員7名のマネジメントも担当しております。
また、通常の経理業務以外にも、新会計システムの導入や、個別業務のマニュアル化、トラブルシューティングの作成等による業務改善にも貢献しています」
以上、『これまでの経歴を教えてください』でした。
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