面接の終盤に差し掛かると、「いつから働けますか?」というように、具体的に入社が可能になる日を確認されることがあります。
この質問をするということは、面接官が応募者に興味を持っていて、少なからず採用の意思があるという証拠です。
ただし、「良い人がいれば採用したい」というように、それほど採用活動を急いでない企業では、入社可能日を聞かれないこともあります。
逆に、採否に関係なくテンプレートの質問として応募者全員に聞いている場合もあります。
ですので、面接で「いつから働けるか」を聞かれたら採用、聞かれなかったら不採用、というわけではありません。
■この質問の意図は?
この質問には、企業と応募者の希望の入社日が一致しているか、応募者の入社意欲が高いかどうかを確認する目的があります。
また、応募者の計画性の有無についても評価されます。
基本的に、企業が中途採用を行うのは、欠員や新規事業の立ち上げなどによる人員不足により、すぐに働ける人が欲しいという場合がほとんどです。
従って、入社可能日も選考の対象であり、より早く入社できる人の方が有利になります。
とはいっても、応募者の中に在職中の人がいることは、企業側も十分理解しているので、よほどの急募でない限り、1~2ヶ月程度の余裕を持って採用活動をしている場合がほとんどです。
つまり、急募の求人を除けば、今すぐに入社できないことが大きなマイナスに繋がることは少ないということですので、「いつから働けますか?」と聞かれたときは、具体的に入社が可能になる日を正直に伝えましょう。
ここで嘘を付いてしまうと、後々トラブルになりかねません。
一度回答した入社可能日を引き延ばすことは、非常に印象が悪く、最悪の場合は内定取り消しになることもあります。
在職中の人は、現職の引継ぎ期間を含めて、実現可能で具体的な計画を事前にしっかりと立て、次の企業への入社がいつから可能になるのかをきちんと把握しておきましょう。
■具体的に、何を答えれば良い?
この質問に関しては、質問されてから考える素振りを見せないことが重要です。
計画的に転職活動を行っているのなら、入社までの大まかなスケジュールは決まっているはずです。
質問されてから「いつから働けるかな…」などと考えているようでは、計画性のない人物だと判断されてしまいます。
また、曖昧な回答は絶対にNGです。
「○月○日」という具体的な日付を答えられない場合でも、「内定の連絡から○日後には入社可能」というように、内定からどの程度の期間をおけば入社可能になるかという目安を明確に伝えるようにしてください。
先程も述べたように、中途採用は急を要している場合が多いので、入社可能日が遠すぎる人や、曖昧な人は、それだけで候補から外されてしまいます。
入社可能日は遅くても面接から2ヶ月後程度までに設定しましょう。
企業にもよりますが、在職中の場合は、残務処理と引継ぎで通常1ヶ月程度の期間が必要になります。
また、企業の就業規則によって、退職の申告から退職までの期間が定められている場合がありますので、在籍している企業の就業規則を、事前にきちんと確認しておきましょう。
具体的には、次のような回答になります。
例:すぐに入社可能な場合
「既に離職しておりますので、御社のご都合に合わせていつでも入社可能です」
例:入社可能日が決まっている場合
「○月○日から就業可能です。
現在在職中の会社は、○月△日をもって退職予定ですが、転居を含めた入社準備期間として、1週間ほどご猶予いただきたいと考えております」
例:入社可能日が未定の場合
→入社可能日がわからない理由を添えて、具体的に入社可能となる期間を伝えることで、曖昧な回答にならないように心がけましょう。
(簡潔かつ中身のある受け答え②の[例1]でもこの質問の回答について少し解説しているので、参考にしてください。)
「5月中に採用のご連絡をいただければ、7月1日から入社可能です。(結論=いつから働けるか)
具体的な調整は、内定をいただいてからになりますので、正確な入社可能日は未定です。(理由)
現在在職中の会社の就業規則と、業務の引継ぎを考慮いたしますと、内定のご連絡から約1ヶ月後に就業可能となる予定です(結論)」
以上、『入社可能日は?』でした。
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