■この質問の意図は?
この質問は、主に面接の終盤に聞かれることが多い質問で、応募者の仕事に対する意欲や熱意を確認する意図があります。
面接官はこの質問で、応募者の時間外労働に対する考え方や、時間的拘束に対するストレス耐性を判断します。
お金を少しでも多く稼ぎたい人や、仕事が好きでたまらないような人の中には、「自ら進んで残業をしたい」という人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は「時間外にはできるだけ働きたくない」と思っているでしょう。
しかし現実には、残業がまったくない企業は、ほとんど存在しません。
特に、この質問をする企業は、少なからず残業や休日出勤があることを覚悟しておいた方が良いでしょう。
企業側としても、残業を喜ぶ人はいないということはわかっています。
そこで、この質問を通じて、残業が発生する可能性があるということを、応募者に事前に認識させる意図もあります。
この質問で最も重要なことは、面接官の口から「残業」「休日出勤」という言葉が出たときに、嫌そうな態度を絶対に見せないことです。
一瞬でも不快な顔をしたり、躊躇したりすると、仕事に対する意欲に疑問を持たれてしまうこともあります。
「時間外労働が必要になったときにどのような態度で仕事に臨むのか」、「残業が多くても意欲的に仕事に取り組めるかどうか」といった、時間外の労働に対する応募者の姿勢は、仕事に対する熱意を判断する上で重要なポイントになります。
■具体的に、何を答えれば良い?
基本的には、「残業等が必要であれば、積極的に行う」という姿勢を見せましょう。
さらに、より効率的に業務を行い、残業を減らす工夫や努力をするという内容を付け加えると、より良い回答になります。
やむを得ない理由により残業や休日出勤ができない場合は、面接時にその旨をはっきりと伝えましょう。
実際は残業できないのに、できると嘘をついて採用されても、入社後にトラブルになるだけです。
ただし、時間外労働が出来ないと答えてよいのは、本当にやむを得ない理由がある場合のみです。
「したくないから、しない」では通用しません。
条件付きであれば時間外労働が可能な場合は、その条件を明白にしておきます。
残業できない事情に改善の余地がある場合は、改善のための取り組みについても説明しておきましょう。
もちろん、この質問に対して「できない」と答えることは、マイナス評価に繋がる可能性が大いにあります。
しかし、面接まで進めるだけの能力を持った人材なので、事情をきちんと話せば、理解を示してくれる企業は必ずあります。
また、この質問の回答でなるべく避けたいことは、残業等の手当について触れることです。
手当について言及すると、お金目当てで仕事に対する熱意がないという印象を与えてしまいます。
面接官によっては、「時間外手当を稼ぐためにわざと仕事の効率を下げるのではないか?」と勘繰られてしまうこともあります。
お金の話には極力触れず、あくまでも「必要な残業ならば、いとわない」という姿勢で臨みましょう。
具体的には、次のような回答になります。
例:時間外労働が可能な場合
「はい、残業や休日出勤は可能です。
いち早く業務に慣れることができるよう、残業等が必要になったときは、積極的に取り組みたいと思っています。
また、自分の至らなさによって、不必要な残業が生じないように、集中して効率的に業務に取り組み、できる限り残業を減らす努力をします」
例:条件付きで可能な場合
→時間外労働ができる条件を明確に伝えましょう。
「子供の保育所の関係上、残業は19時までなら可能です。
また、事前に予定がわかっていれば、実家に子供を預けることができるので、19時以降の残業や休日出勤も可能です」
例:時間外労働が不可能な場合
→理由をきちんと述べた上で、時間外労働ができない分、他の仕事でカバーするという意欲を見せましょう。
「申し訳ありませんが、履歴書にも記載している通り、母の介護がありますので、残業は難しい状況です。
残業ができない分、決められた時間内に成果を出せるよう、これまでの経験を生かし、集中して業務に取り組みたいと思っています」
以上、『残業や休日出勤はできますか?』でした。
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