この質問は、女性に対して聞かれる質問です。
既婚・未婚を問わず、20代~30代の出産適齢期の女性に対して、この質問が多く見られます。
男女差別やセクハラが問題視される現在、そういったことに敏感な企業はこの質問を避ける傾向にありますが、それでもまだ質問する企業も多い、定番の質問です。
■この質問の意図は?
何度も繰り返しますが、企業が最も採用したくない人は「すぐに辞める人」です。
女性の場合、結婚や出産などを機に仕事を辞めることも少なくありません。
また、女性の社会進出も増え、共働きの夫婦では家事の分担も浸透してきてはいますが、やはりまだまだ女性の方が家事を担う割合が高いのが現状です。
家事や育児は家族で分担できても、出産は分担できないので、女性は出産前後、どうしても休まなければいけません。
また、子供が小さいうちは、母親の手がかかることが多いので、遅刻や早退、育児休暇をとるなど、業務に支障をきたすことが考えられます。
従って、出産適齢期の女性を採用する場合は、担当者も消極的になりがちです。
このような不安を払拭するために、本人の働く意欲と、周りの環境(仕事に対する理解、協力など)が十分にあるかどうかを確認する必要があります。
そこで、面接官はこの質問で、「長く勤められる意思と環境がある人かどうか」を判断します。
■具体的に、何を答えれば良い?
この質問に対する回答のポイントは、「業務に支障をきたす可能性を極力下げること」です。
子供は授かりものですし、女性である以上、将来の出産の可能性は否定できません。
その点は面接官も十分理解しています。
問題は、採用してすぐに妊娠して辞めてしまったり、出産休暇、育児休暇で数ヶ月、長ければ数年、休暇をとられてしまうのではないかという不安です。
中途採用では、即戦力を求めます。
せっかく採用したその戦力が、いきなり産休に入られてしまっては、企業は大変困ります。
ですので、この質問に対しては、その不安を少しでも和らげるような回答が必要になります。
このとき、次のような構成で回答すると良いでしょう。
①今のところ出産の予定はない
②もしそうなった場合は、どのような対応をとるか
具体的には、次のような回答になります。
例:サポートしてくれる人が近くにいない場合
「まずはキャリアを積むことが第一だと考えているので、当分は出産の予定はありません。
いずれは子供を持ちたいと思っていますが、日頃から夫とも十分話し合い、協力し合って家事や育児をこなす心構えは整っております。
将来、出産の際は産休や育休を頂いてご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、そのときはできるだけ早く仕事に復帰し、復帰後はさらに御社に貢献出来るよう努力致します」
身近にサポートしてくれる人がいない場合、
「旦那さんも働いているんだから、協力って言っても難しいんじゃない?」
と返されることもあります。
その場合は、次のように、きちんと対策を考えていることを伝えましょう。
「はい、確かに、共働きということで、難しい部分もあると思います。
ですが、自宅の近くに乳児保育をしている保育所もいくつかありますので、子供を持つ意思が固まったときは、早めに受け入れてもらえる保育所を探すつもりです。
また、私が住む○○市では、働く女性のための子育て支援として、○○という制度がありますので、そういった制度等を利用して、できるだけ育児の負担を軽減させ、仕事に集中できる環境を作りたいと考えております」
例:サポートしてくれる人が身近にいる場合
「まずはキャリアを積むことが第一だと考えているので、当分は出産の予定はありません。
いずれは子供がほしいと思っておりますが、そのときは必要最低限の休暇をいただき、できるだけ早く仕事に復帰したいと考えております。
また、私の実家が隣の○○市にあり、母も常々『孫ができたら面倒を見る』と申しておりますので、夫や母のサポートを受けながら、家族で協力し合って、仕事と子育てを両立したいと思っています」
以上、『子供ができても続けられますか?』でした。
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