■この質問の意図は?
この質問は単に、応募者の嗜好を知るために問われることがほとんどです。
一緒に働く上で、どのような人物なのかを知りたいということが主な目的ですが、その他に、協調性や自己管理能力の有無を確認する目的や、雑談的な質問で応募者をリラックスさせる目的もあります。
飲酒に関しては、お酒が飲めても飲めなくても、基本的に合否には関係ありませんが、その回答の仕方によっては、マイナス評価に繋がることがあります。
喫煙に関しては、喫煙のための離席や、作業効率の低下、オフィスの分煙の状況、タバコの臭い等による非喫煙者とのトラブルなどの問題が発生する可能性があるため、事前に喫煙者かどうかの確認をする意図があります。
顧客と接する機会が多い接客業や、勤務中に喫煙ができない職種、健康関連の企業等では、喫煙の有無が直接合否に関わる場合もあります。
実際に、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が2009年に行った意識調査では、社長や役員の約4割が「喫煙者を雇いたくない」と回答しています。
また、逆に喫煙者が多い職場では、嫌煙家かどうかを確認したいという場合もありますので、「タバコの臭いが苦手です」というように、タバコそのものを否定するような回答も避けた方が無難です。
■具体的に、何を答えれば良い?
この質問の回答のポイントは、飲酒・喫煙の有無をはっきりと答えるとともに、協調性のある人間であることをアピールすることです。
社会人は、職場での飲み会や接待など、お酒の席に参加しなければならない機会も少なくありません。
お酒を飲めない場合でも、「全く飲めません」とか、「嫌いです」と答えると、飲み会等に消極的で、協調性がないという印象を与えてしまいます。
ただし、お酒が飲めないのに、「飲める」と嘘をつく必要はありません。
「お酒が弱いので、あまり飲めませんが、お酒の席で色々な人と話をすることは好きです」というように、お酒は飲めなくてもコミュニケーション能力には問題がないことをアピールしましょう。
逆に、お酒が好きな場合も、「大好きです」と答えると、自己管理ができず、二日酔い等のお酒の上での失敗で業務に支障をきたす可能性があると判断されることがあります。
お酒が大好きで、毎日飲んでいるような場合でも、「嗜む程度」と答えましょう。
また、喫煙の有無に関しては、正直に答えてください。
タバコを吸う人は、服の臭いや口臭等で、すぐに分かってしまいます。
一般的に、喫煙者は印象が悪い傾向にありますが、タバコを吸うことよりも、面接で嘘を付くことの方がより悪印象なので、喫煙するにも関わらず、「タバコは吸いません」と答えるのは避けましょう。
「タバコを吸わずにはいられない」という人は、自制心がないと判断されるので、ヘビースモーカーの場合は、そういった印象を与えないよう、回答の仕方には注意が必要です。
このとき、喫煙による仕事への悪影響がないことを、面接官にはっきりと理解してもらうことが重要です。
また、喫煙者不採用の求人に応募したい場合は、この機会に禁煙しましょう。
さらに、このような企業に面接に行くときは、タバコをやめるだけでなく、スーツやワイシャツなどをクリーニングに出して、タバコの臭いをきちんと取っておきましょう。
具体的には、次のような回答になります。
例:「お酒は飲めますか?」
<飲める場合>
「はい、嗜む程度に飲みます」
<飲めない場合>
「お酒は強くないので、あまり飲めません。
しかし、お酒の席の雰囲気は好きで、普段話ができない人とも親睦を深めることができるので、飲み会などには積極的に参加しています」
例:「タバコは吸いますか?」
<吸う場合>
「はい、嗜む程度に吸います。
普段から勤務時間中には喫煙しないことを徹底しておりますし、喫煙するときは、TPOをわきまえ、マナーを守って、周囲に迷惑をかけないように心がけています」
<吸わない場合>
「いいえ、タバコは吸いません」
<やめた場合>
「以前は喫煙していましたが、半年前にやめました。
もともと多く吸う方ではなかったので、今では吸いたいと思うことはありません」
以上、『飲酒、喫煙はしますか?』でした。
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