■この質問の意図は?
この質問には、応募者の企業に対する興味の度合いや入社意欲を確認する意図があります。
応募者が何を基準に転職先を選ぶのか、どこに魅力を感じたのかということは、採用担当者にとって非常に興味があるものです。
中途採用では、「入社できるならどこでもいい」「第一志望ではないがとりあえず応募する」という人がたくさんいます。
そのため、この質問をされると困惑する人が少なくありません。
応募先の企業に対して「絶対にこの会社で働きたい!」という熱意がないのですから、当然ですよね。
そこで『応募者がその企業に対して興味を持ち、しっかりと企業研究をして、企業について理解しているかどうか』をこの質問で確認することで、採用担当者は応募者の真剣度を判断します。
■具体的に、何を答えれば良い?
この質問は、志望動機を問われていると考えてください。
特に、同業種・同職種への転職の場合は、転職理由がズバリこの質問の答えになることも多いので、転職理由と絡めて答えるようにしましょう。
具体的には、同業他社にはない応募先企業の特徴を述べ、自分の経験や強みが生かせるポイントと関連付けて答えます。
そのためには、応募先企業の業界内での位置づけや、競合他社との違いを把握しておく必要があるので、企業研究をしっかりしておきましょう。
その企業で何がしたいのか、どのように貢献できるのかを具体的に述べるとより良い回答になります。
お世辞を言ってただただ褒めたり、美辞麗句を並べたり、同業他社を非難することはNGです。
また、どこの企業にでも当てはまる回答や、給与等の条件、企業の安定性・知名度等を動機とすることも避けた方が無難です。
労働時間や未経験可等の条件は、言い回しに気を付ければ、動機として答えても構いません。
ただし、「条件だけで選んだ」と思われないように注意しましょう。
具体的には、次のような回答になります。
例:その企業が力を入れていることを理由にする場合
「これまで5年間、○○の営業を経験してきた中で、自分が提案したサービスが人に喜ばれ、満足を与えられることにやりがいを感じていました。
しかし、企業の組織改変により担当が細分化し、一人の顧客に対して流れ作業的に担当が変わることになり、顧客の満足を実感できないことも多くなりました。
担当の引継ぎの際に、顧客に『あれ、あなたが全部やってくれるんじゃないの?残念』と言われることも多く、企業の体制と仕事のやりがいにギャップを感じるようになり、転職を決意いたしました。
応募に当たって、御社のホームページを拝見させていただいたところ、一人一人の顧客にじっくりと向き合い、多くの人に親しまれ、喜ばれることを目指すという企業理念にとても共感し、ぜひ御社で働かせていただきたく、応募致しました」
例:応募条件(労働環境)の場合
「私は、自分なりに考え、意見を出し合って、それを実践して達成することにやりがいを感じます。
ルーチンワークのような決められた仕事だけでなく、希望があれば自ら意見を出して新しいことにも挑戦していけるという御社の社風が、私の理想とする職場のイメージにとても近いので、ぜひ御社で働きたいと思い、応募致しました」
例:応募条件(未経験可)の場合
「私は、煩雑な作業でも迅速かつ正確に処理する能力に自信があり、以前から経理職に興味を持っていました。
そこで、結婚に伴う転居を機に、経理職に転職したいと考え、前職と同じ○○業の経理職を探していたところ、御社の求人を拝見いたしました。
多くの企業が実務経験を必須としている中で、未経験者にもチャンスを与えてくださるということで、私の長所である事務処理能力を生かして御社に貢献したいと思い、応募致しました」
以上、『なぜ当社なのですか?』でした。
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