入室から退室まで②｜転職ならジョブチェン！

入室から退室まで②

入室から退室まで①の続きです。
具体的な入室～面接までの具体的な流れと注意事項について説明します。

＜呼び出し時＞

待合室で名前を呼ばれたら、ハッキリ「はい」と返事をし、案内に従って面接室に向かいます。
案内係が面接官でない場合は案内係の人にきちんとお礼を言ってから面接室に入室するようにしましょう。

荷物は、待合室に置いておいて良い場合と、面接室に持って入る場合がありますので、わからなければ案内係の人に確認しましょう。
荷物を置いていく場合は、カバンの口をきちんと閉じ、すべての荷物をコンパクトにまとめさえすれば、他に注意することはありません。
ここから先は、荷物を持って入る場合について説明します。

＜入室時＞

①ドアを3回ノックする
ゆっくりと3回、「コン、コン、コン」とはっきり聞こえる程度の適度な強度でノックをしてください。
ノックが軽すぎると中の人に聞こえませんし、強すぎると乱暴に聞こえてしまいます。
ドアが開いている場合も、ノックをしましょう。

国際的には入室確認はノック4回とされていますが、日本のビジネスシーンでは簡略化されて入室確認は3回が一般的なマナーになっています。
2回のノックは空室確認のノックで、『トイレノック』と言われ、失礼にあたると認識する人もいるので、避けた方が良いでしょう。

②返事が聞こえたら、「失礼致します」と言って入室
「どうぞ」「お入りください」といった返事が聞こえたら、一呼吸おいてドアを開けます。
まずはドアを半分ほど開けて止め、面接官の目を見て「失礼致します」と言ってから、ドアを開けて中に入ります。

面接官が複数いる場合は、中央に座っている人を見ましょう。
「失礼致します」は面接官が初めて聞くあなたの声です。
元気よくはっきりと発声しましょう。

もし、ノックしても何も応答がなければ、少し間をおいて再度、1回目よりも少しだけ強めにノックしましょう。
それでも返事がない場合は、数秒待ってから静かにドアを開けます。

③ドアを静かに閉める
必ず体ごとドアの方に向き直って閉めましょう。
後ろ手でドアを閉めるのはマナー違反です。

このとき、面接官に対して完全に背を向けないように注意してください。
真後ろではなく、横～斜め後ろから見られている感じでドアを閉めます。
自然に閉まるタイプのドアでも、自然に閉まるのに任せず、ドアノブに手を添えて音を立てないように閉めましょう。

④面接官に向き直り、ドアのそばで一礼
大きな面接室の場合は、すぐに椅子まで行かず、ドアの横で姿勢を正して面接官に正対し、一礼します。
部屋が狭く、入り口すぐに自分が座る椅子がある場合は、何度も礼をすると不自然なので、ここを省略して⑤へ進んでください。

⑤椅子の脇に歩み寄って姿勢を正し、「よろしくお願い致します」と一礼
部屋に入ったら、椅子の横(入ってきたドアに近い側)に立ち、姿勢を正して面接官に挨拶をします。

「○○　○○(自分の氏名)です。
本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願い致します」

というように、面接官に対する感謝を含めた挨拶にしましょう。
面接時間を変更・融通してもらったときは、それについての謝罪や感謝の念もここで伝えてください。
このとき、荷物はまだ持ったままです。

⑥着席を促されたら「失礼致します」と言って着席し、荷物を置く
「どうぞ」「お掛け下さい」といったように、面接官に着席を促されたら、「失礼致します」と言って一礼し、着席します。
座るときもキビキビとした動きを心がけましょう。

椅子に座ったら、荷物を椅子の横に置きましょう。
基本的に荷物は机やひざの上に置かず、足元の床に置きます。
荷物が倒れないように、きちんと自立するカバンを選ぶか、椅子の脚に立てかけて倒れないように工夫してください。

コートを持っている場合は、素早く畳んでカバンの上に置きましょう。
コートは丸めたりクシャクシャに畳んだりせず、小さく綺麗に畳んでください。
面接の途中でコートが床に落ちたりするとみっともないので、不安定な置き方は避けましょう。

面接官によっては、空いているイスやハンガー、コート掛けを使うように促される場合もあります。
カバンやコートの置き場所について、指示があれば必ずその指示に従ってください。

⑦姿勢を正して、面接官と目を合わせると面接がスタート

面接終了～退室までの流れは入室から退室まで③に続きます。

以上、『入室から退室まで②』でした。