面接結果は問い合わせても良い? ~前編~の続きです。
面接後、いくら待っても選考結果の連絡が来ない場合は、どうすればよいのでしょうか。
■結果を問い合わせるときは
面接後は結果を待つしかないとはいえ、他の企業から入社の確約を迫られている場合や、入社予定日までの期間が短く、退職や引継ぎの期間が必要な場合など、どうしても結果を早く知る必要がある場合もあるでしょう。
また、結果通知の期限をとっくに過ぎているのに連絡が来ないというような場合は、電話番号の間違いや、郵便物の誤配・紛失など、連絡の行き違いによって通知が来ていない可能性もあります。
このような場合は、面接時に伝えられた期間を過ぎていれば、問い合わせても構いません。
ただし、企業の言う「7日以内」が、「7営業日以内」を指す場合や、「7日程度」といった単なる目安の場合もあるので、面接時等に連絡期日を伝えられた場合でも、できれば「期日+3日」程度は待った方が無難でしょう。
■失礼のない面接結果の問い合わせ方
不採用の場合は、問い合わせ時の態度がどうであれ、もはや結果は変わりません。
しかし、採否の判断に迷っていて連絡が遅れている場合は、この時の対応で良い印象を与えることによって、選考が良い方向に進むこともあります。
反対に、選考結果の問い合わせ時のマナーのせいで、不採用に転じてしまうこともあり得ます。
従って、結果を問い合わせる際は、必ずマナーを守って慎重に行う必要があります。
結果の問い合わせをする際、応募先企業から指定された連絡手段がある場合は、その手段で連絡してください。
特に連絡手段を指定されていない場合は、メール・電話どちらでも構いませんが、メールだと送信エラー等による不達があったり、すぐに回答が貰えない可能性もありますので、電話で問い合わせる方が良いでしょう。
電話で選考結果を問い合わせる場合は、応募先企業の業務時間内にかけます。
休憩時間(昼休み)や比較的忙しい時間帯(始業後1時間や終業時間間近)は避けてください。
電話は、なるべく電波が良い静かな場所からかけましょう。
採用担当者が応募者の名前を把握していないこともあるので、名前だけでなく、「どの求人に応募し、いつ面接した誰であるか」をきちんと伝えましょう。
電話での選考結果の問い合わせの具体例としては、次のようになります。
「お忙しいところ失礼いたします。
御社の事務職の求人に応募し、○月○日に面接をしていただきました、○○○○(フルネーム)と申します。
面接の際に、○日までに結果をご連絡いただけるとおっしゃっていましたが、まだご連絡をいただけておりませんので、確認のためお電話いたしました。
急かすようで大変申し訳ないのですが、選考結果はいつ頃ご連絡いただけますでしょうか?」
メールで問い合わせる際も、概ねこの例文のような内容で構いませんが、ビジネスメールの形式に則り、わかりやすい件名(『面接結果の問い合わせ』等)と、文頭に宛名(企業名・担当者名)、文末に署名(自分の氏名・連絡先等)を付けることを忘れないでください。
加えて、面接の機会を頂いたことへの感謝、メールで問い合わせることや手間を取らせることに対するお詫びを簡潔に記載しましょう。
電話・メールいずれの場合にしろ、面接の結果(または結果が出る期日)を回答してもらったら、手間を取らせたお詫びとお礼を忘れずにきちんと伝えましょう。
以上、『面接結果は問い合わせても良い? ~後編~』でした。
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