質問には、2つの種類があります。
1つはクローズドクエスチョン、もう1つはオープンクエスチョンです。
クローズドクエスチョンとは、YESかNO(またはAかBかという択一)で答える質問のことです。
オープンクエスチョンは、回答者が自分の考えを自由に答える質問で、いわゆる「5W1H」から始まる質問です。
5W1Hとは、Who、When、Where、What、Why、Howの頭文字をとったもので、「誰、いつ、どこ、何、なぜ、どのように」の略です。
<2種類の質問の例>
●「昼ご飯はカレーでいい?」
→「はい」「いいえ」で答える質問(クローズドクエスチョン)
●「昼ご飯は何が食べたい?」
→「カレー」「パスタ」「かつ丼」など、相手が自由に答える質問
(オープンクエスチョン、この例ではWhat:何)
面接でやってしまいがちな失敗の1つに、「質問と回答がずれている」ということがあります。
「はい」「いいえ」で答えるべき質問に対して、延々と自分の考えを述べたり、「なぜ」と聞かれているのに「どのように」と答えたりすると、理解力が足りないと判断されてしまいます。
<質問と回答がずれている例>
面接官「勤務地の希望はありますか?」(YES/NO)
×「A支店なら電車で、B支店ならバスで通勤します」(How:どのように)
◎「はい、あります。A支店またはB支店を希望します」(YES)
この例では、1文目の「A支店なら電車で、B支店ならバスで通勤します」という回答でも一応話は通じますが、面接官は通勤手段を聞いているわけではないので、質問の回答としては正しくありません。
面接官が聞いているのは、勤務地の希望の有無なので、まずは結論として、希望があるのかないのかを「はい」「いいえ」で答える必要があります。
その後で、どの支店を希望するのかを付け足します。
簡潔かつ中身のある受け答え②の中で、質問の回答はまず結論から述べると説明しましたが、結論から述べるためには、「何を問われているのか」を正しく把握する必要があります。
「はい」「いいえ」を問われるクローズドクエスチョンでは、結論は「はい」か「いいえ」に限られますので、これ以外の言葉から回答を始めてはいけません。
その結論に至った理由や結論の補足など、伝えたいこと・伝えなければいけないことは、結論の後に付け足します。
オープンクエスチョンの場合も同じですので、何を聞かれているのかをきちんと理解して、結論から答えましょう。
英語では、疑問詞は文頭に付くのでわかりやすいのですが、日本語では疑問詞は語尾につくことが多いので、つい聞き漏らしてしまうことがあります。
面接官の質問は特に語尾に注意して、何を問われているのかをしっかり聞き取るように心がけましょう。
<5W1Hから始まる質問の例>
「尊敬する人は誰ですか?」
「就業可能日はいつですか?」
「希望の勤務地はどこですか?」
「あなたの長所は何ですか?」
「なぜ転職を決意したのですか?」
「これまでに身に付けたスキルを弊社ではどのように生かしたいですか?」
以上、『何を問われているのか?』でした。
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