面接で聞かれる質問は、志望動機や退職理由などのテンプレート通りのものから、「砂漠で砂を売る方法」といった転職とは直接関係のないように感じるものまで、様々です。
転職本や転職サイトにも、良く聞かれる質問例が50個、100個と書かれてありますよね。
しかし、それらすべての回答を考えて頭に入れておくのは大変ですし、どんなに多くの質問の答えを準備していても、想定外の質問をされることがあります。
面接官の質問の裏には、その質問を通して本当に知りたいことが隠されています。
なぜその質問をするのか、質問の裏に隠された意図、質問の狙いを理解することによって、面接官が求める適切な回答に近づけることができます。
よく、「面接の質問には正解がない」と言われますが、正解がないのなら、なぜ面接で採用・不採用が決まるのでしょうか?
面接の質問に正解がないというのは、正しくもあり、間違ってもいます。
正しくは、「すべての応募者、すべての企業に当てはまる模範解答はない」です。
実は、面接には正解というものがあります。
それは、「自分はこの会社、この求人にぴったりの人間です」という内容の回答をすることです。
コツコツと努力のできる人材か、発想力豊かな人材か、特別なスキルを持った人材か…、応募する企業や職種によって、欲しい人材は様々です。
面接の目的は、その求人に合った人を見つけることなので、面接官の質問の裏にはすべて「この求人にマッチする人物なら、この質問にはこう答えるだろう」という思惑があります。
その意図を読み解き、それに合った回答をすることが合格のカギです。
では、どのようにすれば面接官の求める回答ができるのでしょうか。
それは、企業研究、求人研究を徹底することです。
企業研究については、企業研究は必要? ~前編~の中で詳しく説明しているので参考にしてください。
求人研究では、その求人が「どのような仕事を行うか」「その職種に求められる性格やスキルは何か」「どのような立場で働くか」等を分析します。
合わせて、自己分析(何をアピールしたいのか、何が自分の強みなのか等)もしっかり考えておきましょう。
これらを徹底することで、質問に対する望ましい回答が見えてくると思います。
質問の意図の読み解き方については、よく聞かれる質問集の各質問の解説の中でも説明しているので、参考にしてください。
また、面接官の質問は、本質的に自己PR、志望動機、転職理由の3つに落とし込んで回答できます。
例えば、経験や実績について問われたら自己PRに結び付けていけばいいですし、転職で望むことを聞かれたら志望動機と転職理由に結び付けていけばいいというわけです。
事実の確認(例:喫煙の有無)や、発想力を問う質問(例:砂漠で砂を売る方法)はこの通りではないですが、その他の多くの質問はこれらに結び付けて回答することができます。
例えば、「これまでにどんな仕事をしてきましたか?」と聞かれた場合、
「前職では○○の開発に携わっていました」
と単純に職歴や仕事の内容を説明するのではなく、
「前職では○○の開発に携わり、△△の実績を上げることができました。
また、このとき身に付けた□□のスキルは、御社でも生かすことができると思います」
というように、自己PRに繋げていきましょう。
ただし、自己PRを聞かれたときにも実績やスキルについて触れている場合は、何度も同じことを言うと「くどい」「それしかアピールすることがないのか」という印象を与えてしまいます。
ですので、他の質問から自己PR、志望動機、転職理由に繋げていけるように、これら3つについては、ストレートに聞かれた場合の幹となる回答だけでなく、他の質問項目で結び付けていくための枝葉の回答も準備しておくと良いでしょう。
以上、『なぜその質問をするのか?』でした。
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