面接で特に気を付けなければいけないのが、「笑顔と適度な緊張感を忘れない」ということです。
笑顔くらい当たり前だ、と言われるかもしれませんが、その当たり前のことができていない人があまりにも多いのです。
笑顔ができていない人が多いということは、つまり、笑顔でいるだけで他の応募者よりも有利に面接を進めることができるということです。
面接官も人間です。
いつもムスッとしていて笑顔のない人と一緒に働きたくはありません。
面接官が最初から笑顔で出迎えてくれたら、あなたの緊張は少し和らぎますよね?
これは面接官も同じです。
面接官も、応募者が真面目で堅物そうな人より、笑顔が素敵な愛嬌のある人の方が話しやすいので、応募者が終始真顔で笑顔がないと、面接官も警戒して余計緊張感のある面接になってしまいます。
緊張感がなさすぎるのもいけませんが、笑顔で堂々とした態度で好印象を勝ち取りましょう。
ただし、不必要にへらへらと笑う必要はありません。
何度も言いますが、合格のポイントは「清潔感」「明るさ」「誠実さ」です。
いつもよりほんの少しだけ目を大きく開いて、口角を上げれば自然と誠実な笑顔になります。
作り笑いだとバレバレなのはかえって印象が悪くなってしまいますので、面接官には尊敬と親しみを込めて、さわやかな笑顔を向けましょう。
面接官が冗談を言って笑わせてくれるなら、素直に笑いましょう。
笑うポイントでは笑う、真面目に答えるポイントでは真面目に答える、それが面接でのコミュニケーションです。
ただし、どんな場面でも態度は崩さないようにすることが大事です。
面接官がジョークを飛ばしまくる陽気なオジサンだからと言って、こちらもフランクになりすぎないように注意しましょう。
面接の練習の段階で、笑顔で答えられない人は、練習が足りません。
練習中に笑顔でいられないようであれば、本番でも笑顔で受け答えするのは難しいでしょう。
伝えたいことがしっかり頭に入っていて、自分の言葉でそれを表現できるようになれば、自信がついて自然と表情も作れるようになるので、それまでしっかり練習をしてください。
好印象を勝ち取る②の[話し方]のところでも説明しましたが、口調や話す速さなどを相手に合わせると、相手が好意を抱きやすくなります。
誠実な態度を崩さない程度に、相手の雰囲気に合わせて話し方や表情を使い分けると好印象です。
逆に、こちらが明るくいきいきと表情豊かに話をすると、相手もあなたの明るい雰囲気に巻き込まれて、和やかな雰囲気になります。
自分からコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ることができれば、面接はスムーズに進行します。
ただし、こちらが面接の主導権を握るのは絶対にNGなので、注意してください。
また、面接に進めたのはあなたが魅力的だから③の中で、「緊張しすぎ」が面接で落とされる理由の一つだと説明しました。
面接で緊張するのは仕方がないことですので、面接官もその点を考慮して面接をしています。
ですから、多少緊張しているからといって何も問題はありません。
「緊張しちゃダメだ」と思えば思うほど、緊張してしまうこともあります。
「これは良い緊張感だ」と自分に言い聞かせましょう。
先ほども述べたように、しっかり練習をしておけば自信を持って堂々と受け答えすることができます。
慣れない面接では、笑顔で受け答えする余裕がないかもしれませんが、「逆にこっちがどんな会社か見に来たんだ」くらいの気持ちで、自信を持って面接に臨みましょう。
面接で緊張すると失敗に繋がる?の中で、過度に緊張してしまったときに、緊張を少しでも和らげる方法について説明していますので、参考にしてください。
以上、『笑顔と緊張感』でした。
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