正しい敬語②の続きです。
ここでは、よくある日本語の誤用について説明します。
●若者言葉
一般的に俗語とされる、いわゆる「若者言葉」は、ある程度年齢を重ねた人にとってはとても不快に感じることがあるので使わないようにしましょう。
「彼氏(「れし」の部分にアクセント)」のように、若者言葉独特のアクセントにも注意しましょう。
また、疑問文でもないのに文の途中で言葉尻を上げて問いかけるような話し方をする「半クエスチョン」にも注意してください。
【誤用例】
×「私的には」 → 「私としては」
×「~ていうか」 → 「~というよりも」
×「微妙です」 → 「何とも言えません」
×「全然大丈夫です」 → 「全然問題ありません」
(「全然」は「全然~ない」という否定の形で使う)
×「更衣室とかありますか?」 → 「更衣室はありますか?」
(「とか」は一般的に2つ以上のものを挙げるときに使う)
×「マジ」「うざい」「ヤバい」 → 絶対に使わない
●「とんでもございません」
文化庁の指針では、「とんでもございません」という表現は現代の日本語として問題ないとされていますが、「とんでもない」の「ない」は「ある」「ない」ではなく、「とんでもない」で一つの形容詞なので、「ない」の部分を「ございません」にするのは誤りだとも言われています(「もったいない」と同じと考えるとわかりやすいと思います)。
実際に、世論調査では約2割の人が「とんでもございませんという表現が気になる」と答えているので、使わない方が無難です。
【誤用例】
×「とんでもございません」
→ 「とんでもないです」または「とんでもないことでございます」
●省略言葉
「コンビニ」「バイト」「自販機」「就活」などの省略言葉は、一般的に使われているものでも、面接では使わないようにしましょう。
【誤用例】
×「コンビニでバイト」 → 「コンビニエンスストアでアルバイト」
●「させていただく」の濫用
丁寧さを意識するあまり、「させていただく」を多用すると、回りくどい表現になり、何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
1つの文章の中で複数の「させていただく」を使わないようにしましょう。
【誤用例】
×「ホームページを拝見させていただき、ぜひ御社で働かせていただきたく、応募させていただきました」
↓
「ホームページを拝見し、ぜひ御社で働かせていただきたく、応募致しました」
●間違った意味で使われやすい言葉
敬語とは別ですが、「役不足」「気のおけない」「確信犯」のように、多くの人が意味を間違って使っている言葉もあるので、注意してください。
間違っても、
「私には役不足だとは思いますが、精一杯頑張ります」
(訳:私の能力に対して簡単すぎる仕事ですが、精一杯頑張ります)
なんてことを言わないようにしましょう。
以上、『正しい敬語③』でした。
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