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お辞儀の角度


日本のお辞儀には、その目的によって次の3つの種類があり、それぞれに適した角度があります。

●会釈
目的:廊下ですれ違うときの挨拶など
角度:上体を腰から15度前へ傾ける
視線:2~3m先

●敬礼
目的:一般的な挨拶、出迎え、見送りなど
角度:上体を腰から30度前へ傾ける
視線:1.5~2m先

●最敬礼
目的:重要な相手への挨拶、依頼、謝罪、感謝など
角度:上体を腰から45度前へ傾ける
視線:1m先

面接では、入退室時などの「失礼致します」のときには30度の敬礼、「ありがとうございました」「よろしくお願い致します」といったお礼やお願いのときには45度の最敬礼を使います。

美しいお辞儀の仕方は、次のようになります。


①起立の姿勢を作ります(正しい姿勢をキープ ~前編~を参照)。

②相手の目を見て、言葉(「失礼致します」「ありがとうございました」など)を述べます。

③上体を腰から折ります。
手の位置は、男性はズボンのラインに沿って体の横に伸ばし、女性は体の前で右手を下(右手前と言います)にして重ねます。
男女ともに、指先までしっかり伸ばします。

女性は、デパートの店員のように重ねた手の位置が高いと不自然なので、自然に下に手を伸ばして無理のない位置で重ねましょう。

④頭を下げた状態で一旦止まります

⑤ゆっくりと上体を起こします。

※頭を下げるときは少し速く、下で必ず一度止まってから、ゆっくりと起こします。
「1」で頭を下げて止まり、「2、3」で起こす感じで、ゆっくり「1、2、3」と数えるとわかりやすいでしょう。


美しいお辞儀のポイントは首だけでなく腰から上体を折ることです。
背筋やひざが曲がらないように気を付けましょう。

また、顔を上げたままでなく、あごを引いてきちんと目線を落とすことも重要です。

以上、『お辞儀の角度』でした。


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