第一印象と同じくらい大切なのが、別れ際の印象です。
どんなに第一印象が良くても、別れ際の印象が悪かった人に「もう一度会いたい」とは思いませんよね。
第一印象を良くするポイントとは?の中で、面接中に第一印象を変えるのは困難であることを説明しましたが、その後のフォロー次第では絶対に不可能なわけではありません。
しかし、別れ際の印象はその後、挽回の余地がないのです。
「終わりよければすべてよし」ではありませんが、最後まで好印象を与え続けることが、採用に繋がります。
面接が終わると、気が緩んでついボロが出てしまいます。
面接会場が会社の場合、面接官だけでなく、社員の多くが面接に来た人を好奇の目で見ています。
いくら面接の内容が良くても、面接後にちらっと出てしまった素の姿を見られてしまい、不採用になる場合も少なくありません。
どこに人の目があるかわからないので、面接室を出た後はもちろん、会社を出てからも、気を抜かないようにしましょう。
「家に帰るまでが面接」とも言われますが、少なくとも面接会場が見えなくなるまで、できれば電車やバス等に乗るまでは面接中のつもりで、社会人として恥ずかしくないような行動を心がけましょう。
まれに、面接終了と言われてから、帰り支度をしている間に、面接官や他の社員が話しかけてくる場合があります。
話の内容は単なる雑談でも、面接はまだ終了していないと思って応対しましょう。
この雑談中につい敬語を使うのを忘れたり、非常識なことを言ってしまわないよう、最後まで油断しないでください。
具体的に、面接終了後にやってしまいがちな失敗には次のようなものがありますので、注意しましょう。
●面接室を出るとき
・面接終了後にお礼を言わずにさっさと出て行ってしまう
・ドアを「バタンッ!」と大きな音を立てて閉める
●ロビーや会社の前で
・たばこを吸う
・携帯電話で面接の感触について大声で話す
・ネクタイを外す
・「終わったぁ―!」と大きなため息をつく
・受付などで社員とすれ違っても挨拶をしない
また、当日は面接会場の近くでお酒を飲むのも避けましょう。
酔っぱらって面接の話をしていたら隣の席に…なんてことになったら大変です。
以上、『面接終了後に油断しない』でした。
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