準備は応募前から始めなければ勝てない

書類の準備と同時に面接の準備をの中でも少し触れましたが、中途採用は急を要する場合が多く、新卒採用よりも短い期間で合否が決まります。

応募書類を提出してすぐ書類選考の合否が決まり、その連絡が来て2～3日後には面接というパターンも多く、まれに「今日の夕方面接に来られますか？」なんてこともあります。

連絡が来てから面接の準備したのでは到底間に合いません。
面接で不合格となる理由には、次のようなものがあります。

・企業のホームページでわかるような内容すら把握していない
・台本を用意しただけで、自分の言葉で話すことができない
・具体的な内容について突っ込んで質問すると言葉に詰まる
・話している内容に一貫性がない
・企業が求める人物像と一致しない
・過度に緊張して焦ってしまい、適切な受け答えができない

これらはすべて、事前の準備不足が招く結果と言えます。
面接の準備には、最低でも1週間は欲しいところですので、書類選考で合格してから面接対策を始めたのでは準備不足です。

転職活動はまず面接対策から始めると言っても過言ではありません。
入念な面接の準備は自信に繋がり、その結果、気持ちに余裕ができ、落ち着いて堂々と受け答えができるようにもなります。

経験豊富な面接官は、しっかり準備してきたかどうかが面接時の態度で判別できるそうです。
事前準備をしっかり行っている人は、その企業に就職したいという熱意のある人という印象を与えることができます。

また、「事前準備＝丸暗記ではない」ということに注意してください。
暗記に頼ってしまうと、「質問に答えること」よりも「答えを思い出すこと」に集中してしまい、セリフのように棒読みになってしまいます。

また、緊張で頭が真っ白になってしまったり、想定外の質問に対してしどろもどろになってしまうパターンも多く見受けられます。
丸暗記は面接官にもバレバレですので、想定される質問に対し、自分の言葉で伝えられるように準備する必要があります。

以上、『準備は応募前から始めなければ勝てない』でした。