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面接の交通費を浮かせる工夫をしよう


■金銭的負担を最小限に

面接の交通費は支給してもらえるか?で説明したように、近年では面接の交通費が支給されない場合がほとんどです。

転職活動中の出費はなるべく減らしたいものですが、遠方での面接となると、交通費として万単位のお金が必要になります。
企業から交通費が支給されない場合、この負担はとても大きいですよね。

時間に余裕がある場合は、高速バスなどを利用するという方法もありますが、交通渋滞などにより遅延する可能性が高いので、やはり飛行機や新幹線など、なるべく信頼できる確実な交通機関を選ぶべきです。

企業から交通費が支給されない場合でも、工夫次第では、その出費を最小限に抑えることは可能です。
例えば、次のような方法があります。

①複数の企業の面接を、1~2日にまとめてもらう
②本社ではなく、最寄りの支社や支店で面接してもらう
③ハローワークを利用している場合は、広域求職活動費制度を利用する
④格安切符や割引切符を利用する

それぞれの方法について、順番に説明していきます。


①複数の企業の面接を、1~2日にまとめてもらう
同じ地域にある企業の面接は、同じ日の午前と午後にするなど、面接の日程や移動スケジュールを調整して、一度の移動で終わるように工夫しましょう。
ただし、面接の日程はなるべく企業の都合に合わせることが基本ですので、交通費節約のために、時間調整に手間取ると、その分採用も遠のく可能性があると思ってください。

②本社ではなく、最寄りの支社や支店で面接してもらう
全国に支社や支店を展開しているような企業では、本社や実際に働く場所ではなく、最寄りの支社や支店で面接を行うように融通してくれる場合もあります。

③ハローワークを利用している場合は、広域求職活動費制度を利用する
ハローワーク経由で応募する場合、『広域求職活動費制度』を利用すれば、交通費及び宿泊費が返ってきます。
この制度では、面接地が遠方(一般的には、居住地と応募先企業の所在地をそれぞれ管轄するハローワーク間の距離が300km以上)の場合に、交通費が支給されます。
また、宿泊費も同様に、対象の距離が400km以上の場合に支給されます。

例えば、東京~大阪間は約550kmなので、交通費・宿泊費共に支給され、東京~名古屋間は約360kmなので、交通費のみが支給されます。
ただし、支給には条件があるので、詳しくはハローワークで聞いてみてください。

④格安切符や割引切符を利用する
金券ショップで切符を買ったり、回数券や昼割など各種割引企画を利用することにより、金銭的負担を多少減らすことができます。


①や②の方法を使う場合は、こちらの都合で相手に融通を利かせてもらうことになるので、相手に失礼にならないように、丁寧で謙虚な姿勢でお願いしましょう。

また、転職エージェントを利用すれば、そういった無理な相談をしやすく、細かい調整も代行してくれるので、こういった遠方での転職活動では特に、転職エージェントがオススメです。

以上、『面接の交通費を浮かせる工夫をしよう』でした。


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