書類選考を通過すると、次はいよいよ面接に進みますが、面接の前に必ずやらなければならないことがあります。
それは、面接の日程調整です。
採用活動では、書類選考や面接だけでなく、それらのやり取りのマナーや印象なども、評価の対象です。
もちろん、面接の日程調整もその一つです。
たかが日程調整と思わず、マナーを守り、少しでも印象を良くできるように心がけましょう。
■平日は今の仕事があるし…
転職エージェント経由で転職活動をしている場合は、エージェントの担当者が面接の日程を調整してくれるので問題ありませんが、そうでない場合は、ここでも注意が必要です。
日程調整も、面接の関門の一つだと思って、慎重に行いましょう。
面接は基本的に、応募先企業の業務時間内に行われますが、その多くが平日の昼間の時間帯です。
担当者面接なら融通を利かせてもらえる場合も多いですが、役員面接になると、応募先の業務時間内に行われることがほとんどです。
在職中の転職希望者の多くが、平日に面接に行けないことを悩んでいます。
しかし、中途採用では、面接の日程については十分に交渉の余地があります。
中途採用の面接では、応募者が在職中で、平日の昼間の時間帯に都合がつかないことは珍しいことではありません。
採用担当者もその辺りの事情は十分理解しているので、マナーを守ってきちんとお願いすれば、企業も割と柔軟に、日程変更に対応してくれます。
■まずは可能な時間帯を相談
在職中などで、平日昼間の面接が難しい場合は、変更可能な日にちや曜日、時間帯について尋ねてみましょう。
多くの企業は、平日の業務終了後であっても19時開始程度までであれば対応してくれますし、業種によってはそれ以降の時間や、土曜日や日曜日、祝祭日でも可能な場合もあります。
まずはそれらの時間帯に面接が可能かどうか相談してみましょう。
ただし、こちらからあまり夜遅い時間帯を打診すると、常識がないと思われてしまいます。
夜の時間帯は、遅くても19時開始までが常識の範囲内です。
この時、「自分は在職中だから日時を合わせてもらって当然だ」というように、自分の希望ばかりを押し付けないようにしてください。
自分はあくまでも、面接を受けさせてもらう身です。
日程を調整してもらうことに対するお詫びと感謝の気持ちをしっかりと持ちましょう。
また、わざわざ時間外に調整してもらったのに、当日になって残業のために面接をキャンセルするといったことがないように、注意が必要です。
詳しい日程調整・変更の方法については、日程は変えてもらえるか?の中で説明していますので、参考にしてください。
■本命の役員面接では有給の取得も視野に入れよう
応募先の都合で、どうしても現職の業務時間帯にしか面接を行えない場合は、思い切って有給を取るのもひとつの手です。
面接の所要時間を事前に聞いて、1時間程度で終わるようであれば、午前のみ、午後のみの半休でも対応できます。
ただし、応募企業が1社だけでも、内定までには面接が数回ありますし、複数の企業に応募する場合は、それだけ面接の回数が増えてしまいます。
面接の度に有給を使うわけにもいかないので、有給は志望度の高い企業や、役員面接のために残しておく方が無難です。
本来、有給はその利用目的について企業に伝える必要はなく、企業は相当の理由がない限り有給取得を認めなければならないと法律で決まっています。
便宜上、有給の申請書などに取得理由を書く場合も、不用意な言い訳はせず、「私用」程度で留めておきましょう。
社風的に有給が取りづらい、なかなか休めないという人は、転職エージェントの利用を考えてみましょう。
転職エージェントでは、担当者が可能な限り調整してくれますし、複数企業への応募の場合は面接日程を同じ日に合わせることで、負担を軽減してくれることもあります。
いずれにしても、面接を受けなければ採用されることはありません。
無理を言って現職の人間関係をこじらせることは良いことではありませんが、本気で転職したいと考えているのであれば、辞めるつもりの会社に気を遣うよりも、自分の将来を中心に考えて行動しましょう。
以上、『日程調整も面接のうち』でした。
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