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書類で差をつける


■100点の履歴書1枚 or 50点の履歴書2枚

あなたは、履歴書1枚にどれくらい時間をかけているでしょうか。
たくさんの企業に応募しているし、時間も労力ももったいないからと、10分程度で仕上げてはいないですか?

先にある程度文章を考えていて、後は履歴書に書き込むだけの状態にしていても、本当に丁寧に作成すると、1~2時間はかかると思います。
同じ時間と労力で作成できるとすると、100点の履歴書1枚と50点の履歴書2枚では、どちらが効率的に転職活動を進められるでしょうか。

実際のところ、採用担当者のもとに送られてくる履歴書は、ほとんどが50点の履歴書です。
そんな中で、100点の履歴書があれば、いやでも担当者の目に留まると思いませんか?

時間と労力の無駄だと思って、サクサクと事務的に作成した履歴書は、たくさんの50点の履歴書の中に埋もれ、丁寧に仕上げた100点の履歴書の陰に隠れてしまいます。

たくさんの企業に応募するのもいいですが、的を絞った転職活動の方が、実は効率的なのです。
転職活動では、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」なんてことはありません。
あなたが何発も外している間に確実に獲物を仕留めている人がいます。
これ以上、50点の履歴書で時間と労力を無駄にするのはやめにしましょう。


■下書きは必要?

履歴書を手書きで作成するとき、下書きはしますか?
下書きをすると、ペンで清書するときに下書きの文字に気を取られて文字のバランスが崩れたり、下書きの文字の上にはインクが乗りにくく、文字がかすれてしまうこともあります。

また、せっかく間違えずに記入し終わっても、下書きを消す際に消しゴムでこすってインクがにじんだりもします。
下書きがきれいに消えていないものや、消しゴムのカスがついた履歴書もたまに見受けられますが、これもあまり良い印象を与えません。

できれば、記入内容を別の紙にまとめておいて、その内容を見ながら下書きをせずに直接履歴書に記入する方が良いでしょう。
枠内に文章が入るか不安な人は、同じ大きさの枠を別の紙に書いて、どの程度の文字なら枠内に収まるかをシュミレーションしてみてください。

実際に履歴書に記入する際は、ものさしや紙などを当て、文字が曲がらないように気を付けましょう。

下書きをしないと書き損じをして無駄を出してしまうという人もいますが、仕上がりは下書きなしの方が断然きれいです。
最初に述べたように、下書きならではの失敗もあるので、下書きはできればしない方が良いでしょう。

どうしても書き損じてしまうので下書きがしたいという人は、できるだけ下書きの筆圧を弱くして薄く書くようにしてください。
清書後は、インクがにじまないよう完全に乾いてから、確実に消しゴムをかけ、消しゴムのカスもきちんと取り除くようにしましょう。

以上、『書類で差をつける』でした。


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