■退職理由は正直に話すべき?
退職には、自己都合退職と会社都合退職があります。
倒産や経営悪化に伴う人員整理などによる会社都合退職の場合は、理由が明確で説明も容易です。
この場合、できれば単純に退職理由を述べるだけでなく、退職を機にどう考え、今後どう働いていきたいかを付け加えるようにしてください。
さて、問題は自己都合退社の場合です。
あなたが仕事を辞めた本当の理由はなんですか?
人間関係や労働条件・業務内容への不満、家庭の事情、結婚や出産、キャリアアップ、健康上の理由など、退職理由は様々ありますが、多くの人は何らかの不平不満を理由に退職しているのではないでしょうか。
履歴書や面接で、退職した理由を答える際に、退職した会社への不満を正直に述べてしまうと、採用担当者に悪印象を与えます。
会社にとって最も採用したくない人は、すぐに辞めてしまう人です。
会社に対する不満が理由で転職しようとする人は、次の会社でもまた同じ理由ですぐに辞めるのではないかと思われてしまうので、多くの人は、本当の退職理由ではなく、建前の退職理由を言います。
まずは、「それなら仕方ない、うちの会社では頑張ってくれるだろう」と納得してもらえるような建前の退職理由を考えてみましょう。
例えば、「結婚により退職」だと「仕事と家庭の両立ができずに辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまいますが、「結婚に伴う転居により退職」であれば「通勤ができない場所に引っ越したのなら退職しても仕方ない」という感じがしますよね。
また、志望動機の裏返しになるような退職理由であれば、志望動機の説得力も増します。
■単なる不満ではなく、自分の目標を実現するために転職する
適切な理由が見つからず、どうしても不満を理由にしなければいけない場合は、不満をできるだけポジティブな表現に変えることが重要です。
自分には明確な信念・目標があって、それを実現するための退職であると理由付けましょう。
加えて、自身の反省の念も述べるとより良いでしょう。
例えば、次のようになります。
「以前は、顧客と担当者をつなぐオペレーター業務をしておりましたが、より顧客に近いところで役に立っている実感を得られる仕事がしたいと思い、退職を決意しました。
今になって思えば、1年という短い期間で退職してしまったことは、自分でも我慢が足りなかったのではないか、もう少し工夫や努力をして続けるべきだったのではないかと反省しており、新しい仕事に対しては全力で取り組みたいという気持ちを強く感じています」
その他の退職理由についての例は、退職理由のポジティブ変換例 ~前編~を参考にしてください。
以上、『「それなら仕方ない」と思われる退職理由を』でした。
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