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書類の準備と同時に面接の準備を


■転職に適した時期はない?

よく、年度が替わる3~4月、9~10月や、ボーナス月の6月、12月は転職に適していると言われますが、これはあくまで、これらの時期に求人数が増えることが多いというだけです。

区切りが良い時期や、ボーナスをもらってから仕事を辞めるという人が多いので、年度替わりやボーナス月には退職者が増えます。
それに伴って、欠員補充をする場合が多いため、これらの時期に求人が増えます。

求人が少ない時期よりも希望の求人が出る可能性が高かったり、職種や業種の選択肢が広がることは確かです。
しかし、退職者が増えるということは同時に転職希望者も増えるということでもあり、この時期の転職が成功しやすいということではありません。

むしろ、人気の求人には応募が殺到している可能性もあります。
転職に適した時期を待っている間に、転職のタイミングを逃すようなことになってしまうと、元も子もありませんよね。

転職の意思や急ぎ度合い、希望条件などは、人によって様々です。
あなたが転職しようと決めたタイミングが、あなたにとって転職に適した時期なのではないでしょうか。
思い立ったが吉日、です。


■転職の面接はあっという間

企業が求める人材とは?の中で述べたとおり、中途採用は、欠員補充や増員など、業務上必要な人材が不足している場合に行われます。
そのため、新卒採用よりも採用を急いでいる場合が多く、募集から短い期間で採用が決まります。

書類を提出した次の日に電話がかかってきて「明日面接に来てください」と言われることもあります。
基本的に、書類選考で合格してから面接対策を始めたのでは準備不足です。

転職活動はまず面接対策から始めると言っても過言ではありません。
準備不足で面接に臨むと、焦りやプレッシャーを強く感じ、思った通りに答えられないだけでなく、面接官もそれを感じ取ってしまいます。

入念な面接の準備は自信に繋がり、その結果、気持ちに余裕ができ、落ち着いて堂々と受け答えができるようにもなります。
しっかりと面接の準備をするためには、最低でも1週間は欲しいところです。

応募先の企業を決めたら、書類を準備するのと同時に面接の準備を始めましょう。
この段階でしっかりと自己分析(何をアピールしたいのか、何が自分の強みなのか等)と企業研究・求人研究(どのような企業理念で、どのような人材を求めているか等)をすることで、履歴書の志望動機・自己PRとの整合性もとれます。

業種・職種を絞って複数企業に応募する場合は、志望動機は企業研究の結果を踏まえてそれぞれ個別に考えなければなりませんが、それ以外の質問に対してはある程度使い回しができるので、あらゆる質問に対して、実際の体験を基にした具体的な回答ができるように準備しておいてください。

まずは想定される質問とそれに対する答え、その土台となった具体的なエピソードをまとめておきましょう。

具体的な面接対策としては、受かる面接の極意を参考にしてください。

以上、『書類の準備と同時に面接の準備を』でした。


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